NPO法人ここかまど

サマーキャンプレポート【2018年】

ここかまどの恒例行事「サマーキャンプ」。 この行事は、普段からここかまどに通っている子どもたちだけでなく、一般公募でご参加いただいた子どもたちも集まって、大勢でにぎやかにたのしむ、夏のビッグイベントになっております。
こちらのページでは、2018年夏に行われた「サマーキャンプ」の様子をお届けします!

1日目 8月2日(木)晴れ
キャンプ場周辺の散策
今日から4泊5日のキャンプの始まりです。バスの中での自己紹介、みんなハキハキ元気よくできました。

キャンプ場についてお昼のおにぎりを食べたあとは4班に分かれて班ごとにポイント・コースを決めて周辺の散策、そして来たる料理大会のための「スペシャル食材」をキャンプサイト周辺の4か所にそれぞれ隠しました。

夜ごはんはみんなでワイワイギョーザ作り!各班それぞれの調理法・味付けで作ります。焼きたてギョーザのできばえにみんな大満足でした。

片付けのあとでみんなで暗闇の中を歩くナイトハイク。キャンプサイトから小野川湖畔までゆっくり歩いていくと、そこには水辺を飛びまわるホタルと空いっぱいの星。 参加者の中には生まれて初めてホタルを見る子も・・・
みんなしばらくの間静かに星とホタルに見入っていました。

2日目 8月3日(金)晴れ
ハイキング&カヌー
今日は全体をAとBの2グループに分けての活動。Aグループはキャンプサイトから「ピーク」と呼ばれる山の上のポイントを回り、小野川湖畔の「ビーチ」と呼ばれるポイントへハイキング。BグループはAグループがビーチからキャンプサイトへ戻るためのカヌーをビーチへ運び、その後カヌーをこいで無人島へ。

山頂へのハイキングは狭い急斜面を上り下りしたり、道なき道をヤブをかき分けて進んだりとスリル満点! 何度もすべって転んで「もうイヤだー」と言っていた子もいましたが、最後まで歩き通すことができました。

お昼を食べたあとは少し長めに休憩をとってからの自由時間。 小野川湖で魚をとるためのしかけをつくったり、 手作りのボールと木の枝のバットで野球をしたり、 午前中の活動で疲れたからと昼寝をしたり・・・ みんな思い思いの時間をたのしんでいました。

夜は班ごとに隠してきた「スペシャル食材」を探すための宝の地図作り。 各班、個性的な地図ができあがりました。これでお宝は見つかるのでしょうか? 明日がたのしみです。

3日目 8月4日(土) 晴れ
シャワークライミング
今日は「翌日は雨」という予報を受けて、予定していた活動をくりあげて行うことに。
朝ごはんのあとで、明日さがしに行くはずだった料理大会のための「スペシャル食材」の缶づめを地図をたよりに見つけてきてからシャワークライミングへ出発!

いつもより川の水量が少ないと聞いていてどうなるかと心配でしたが、逆に水量が少ないからこそ進めるポイントも多数あり、子どもたちも積極的にすこし難度のたかいコースを攻めていて、みんなとても楽しめたようです。

夕食は日本の郷土料理と「発酵食(はっこうしょく)」作りに挑戦! メニューは「冷や汁(ひやじる)」「豆麩(まめふ)のけんちん汁」「にしんのこうじ漬け」「野菜のいためもの」そしてたき火で焼いた「焼きおにぎり」。 でき上がったごはんは小野川湖畔でたき火をかこんで食べました。

最後は明日の天気が晴れるように、みんなでたき火のまわりでお祈りの踊りを踊って3日目の活動を終了しました。

4日目 8月5日(日) 晴れ
ハイキング&カヌーでビーチへ
昨日のお祈りが天に通じたのか予報がかわってとてもいい天気に。 今日はハイキング班とカヌー班に分かれてビーチへ出かけます。

カヌー班は順調にスイスイとビーチへ向かっていきましたが、2日目と違うルートをとったハイキング班の前には山肌の斜面をロープを使って乗りこえなければならない難所が・・・ こわがったり「キツい!」と言いながら、それでもみんなやりとげて無事にビーチへたどり着くことができました。

お昼を食べて休憩したあとは班ごとに分かれてスペシャル食材のいろんな缶づめを使った料理大会! 各班すばらしい連携で調理にとり組み、とてもおいしい夕食ができました。

夕食後は近くのスキー場の駐車場へ星を見に出かけましたが、あいにくの曇り空で星はほとんど見えず、かわりに遠くの空で光る稲妻が。 そこには自然が創りだすどこか幻想的な美しさがありました。明日はいよいよ最終日です。

5日目 8月6日(月) 雨のちくもり
ふりかえり
今日でキャンプもおしまいですが、天気はあいにくの雨。 朝ごはんを食べるみんなもどこかさびしそうです。 食堂やおフロ、寝泊まりしたテントを掃除したあと雨が上がったので湖畔へ散歩に。 はじめは数人が水切り遊び、数人がつき出た岩になげた石をあてるゲームをしていましたが、たまたま投げた石が岩の上に乗ったまま止まると今度はそれに石をあてて落とすゲームが始まり、気が付けば水切り遊びをしていた子たちまでが参加して「大石なげ大会」になっていました。 無事に石を落とし、散歩からもどってから今回のキャンプのふりかえりで思い出を絵にして発表してもらいました。 キャンプを通して楽しかったこと、感じたことをみんな元気に発表してくれました。

帰りのバスの中でみんなにキャンプの感想やがんばっていた友達のことを聞いてみると、 印象に残ったのはシャワークライミングやナイトハイク、みんなでやった野球。 「料理やシャワークライミングをがんばっていた」 「虫のことをよく教えてくれた」など 健常の子どうし・障がいを持つ子どうしでほめ合うのではなく、同じ目線でお互いを認めあう感想がたくさん出ていて、4泊5日を子どもたちそれぞれがまわりのみんなと関わり 「いっしょに過ごし、活動していた」とつよく感じたキャンプでした。