NPO法人ここかまど

小倉謙氏講演会に参加しました

2019-03-08更新

著書『「心の病」が治らない本当の理由』の作者である小倉謙(ゆずる)氏の講演会に参加いたしました。
参加者によるレポートをお届けいたします。

イベント名小倉謙氏講演会
開催日2018年12月22日(土)
参加者吉田、樋口、能勢
開催地埼玉県川越市

ひと昔前よりも様々な薬を処方されている0~4歳児という低年齢の子どもたちが増えています。そういった状況が実際にある中、職員として何ができるかを知るため小倉謙さんの講演に参加しました。
まず、精神科治療によって回復しているかどうかという問題。小倉さんの用意したデータによると実は精神科の治療にかかっている18.8万人のうち、39名(0.02%)しか自立できていないということです。
また東京都の精神科病院における一か月間の間で、死亡して退院させられた患者数は1,818人と、年々増えているということでした。

このような現状なので、日本は精神患者の入院数が世界で断トツの1位とのことです。
この数は2位とは倍以上の差があるといいます。
こういった回復の見込みがあるかどうかもわからない治療(向精神薬など)が成人はもちろん、0~4歳児にも施されている現状をもっと知っていかなければならないと強く感じました。
今の時代は向精神薬、抗うつ剤の医薬添付文書をインターネット上で見ることができます。
そこに書いてある副作用一覧にも目を通しておくことが大切だと思います。

小倉謙氏について
精神医療の実態を調査し、公表するなどの活動を行っている市民団体「市民の人権擁護の会」の日本支部(CCHR JAPAN)世話役を務めておられます。
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